ホテルのインフルエンサー活用|宿泊PR投稿の進め方
ホテル・旅館がインフルエンサーに宿泊PRを依頼する方法を解説。招待と有償依頼の違い、宿の魅力が伝わる人選の基準、依頼内容と撮影の取り決め、予約につなげる導線、PR表記などの注意点を紹介します。

インフルエンサーを起用する際、フォロワー数だけを見て選んでいませんか。実際にどれだけ反応を得ているかを示す「エンゲージメント率」は、施策の効果を左右する重要な指標です。この記事では、エンゲージメント率の計算方法とSNSごとの違い、良い数値の目安、見るときの注意点を、インフルエンサーマーケティング支援「INFULL」を手がける株式会社New Deckが解説します。
この記事の要点
エンゲージメント率とは、投稿に対してフォロワーがどれだけ反応したかを示す割合のことです。いいね、コメント、保存、シェアといった反応の合計数を、フォロワー数やリーチ数で割って算出します。
フォロワー数が同じインフルエンサーでも、エンゲージメント率が高いほど「フォロワーが実際に投稿を見て反応している」と考えられ、広告効果が期待しやすくなります。
もっとも基本的な計算式は次のとおりです。
エンゲージメント率(%)= エンゲージメント数 ÷ フォロワー数 × 100
エンゲージメント数には、いいね・コメント・保存・シェアなどの合計を使うのが一般的です。
フォロワー数の代わりに、投稿が実際に表示された「リーチ数」を分母にする方法もあります。
エンゲージメント率(%)= エンゲージメント数 ÷ リーチ数 × 100
リーチ数を分母にすると、実際に投稿を見た人のうちどれだけが反応したかがわかるため、投稿内容そのものの訴求力を評価しやすくなります。
エンゲージメント数とは、投稿に対してユーザーが行った反応の合計数のことです。エンゲージメント率の「分子」にあたります。
足し合わせる反応は、SNSごとの公式インサイトで確認できるものを使います。たとえばInstagramではいいね・コメント・保存・シェア、Xではいいね・リポスト・返信などです。どの反応を含めるかを決めたら、比較する投稿すべてで同じ基準にそろえます。

エンゲージメント率の出し方は、3ステップです。
たとえば、フォロワー10,000人のアカウントで、ある投稿のいいね300・コメント20・保存40・シェア10だとします。エンゲージメント数は370、エンゲージメント率は 370 ÷ 10,000 × 100 = 3.7% です(数値は説明用の例です)。
YouTubeでは、分母に再生回数を使うことが多く、高評価・コメントなどを足した数を再生回数で割ります。計算式は次のとおりです。
エンゲージメント率(%)=(高評価+コメントなど)÷ 再生回数 × 100
動画は登録者以外にも見られるため、登録者数ではなく再生回数を分母にするほうが、実際の視聴者の反応を表しやすくなります。
SNSによって、集計に使う反応の種類が異なります。
| SNS | 主なエンゲージメントの種類 | 分母に使うことが多い数値 |
|---|---|---|
| いいね・コメント・保存・シェア | フォロワー数またはリーチ数 | |
| TikTok | いいね・コメント・シェア・再生完了率 | 再生数 |
| YouTube | 高評価・コメント・保存 | 再生回数 |
| X(旧Twitter) | いいね・リポスト・返信 | インプレッション数 |
プラットフォームをまたいでインフルエンサーを比較する際は、同じ計算方法で数値をそろえることが大切です。分母が異なる数値をそのまま比較すると、正しい評価ができません。
エンゲージメント率は、フォロワー数の規模によって傾向が変わります。一般的に、フォロワー数が多いアカウントほどエンゲージメント率は下がりやすい傾向があります。これは、フォロワーが増えるほど、投稿に関心の薄い層も含まれやすくなるためです。
そのため、フォロワー数の規模が近いインフルエンサー同士で比較することが、公平な評価につながります。マイクロインフルエンサーはフォロワー数が少ない分、熱量の高いフォロワーとの関係が築かれやすく、エンゲージメント率が高くなりやすい傾向があります。詳しくは「マイクロインフルエンサーを起用するメリットと注意点」で解説しています。

フォロワー数が多くても、エンゲージメント率が低い場合、実際の影響力は見た目ほど大きくない可能性があります。起用時はフォロワー数とエンゲージメント率の両方を確認しましょう。
1投稿だけでなく、直近の複数投稿の平均を見ることで、一時的なバズなどによる数値のブレを避けられます。
エンゲージメント数が高くても、コメントの内容が広告的なものや無関係なものばかりの場合、実際の関心度は低い可能性があります。数値だけでなく、コメント内容も合わせて確認すると精度が上がります。

エンゲージメント率は、インフルエンサー選定の判断材料の一つとして活用します。
エンゲージメント率だけでなく、選定全体の基準については「フォロワー数より大切なインフルエンサー選定の基準」もあわせてご覧ください。
エンゲージメント率は、投稿のジャンルやフォロワーの年齢層によっても変わります。同じアカウントでも投稿内容によって数値が大きく変わることがあるため、複数投稿の平均で判断しましょう。
株式会社New Deckのインフルエンサーマーケティング支援「INFULL」では、フォロワー数だけでなくエンゲージメント率を含めた複数の指標をもとに候補インフルエンサーを選定し、クライアントに確認いただいたうえで最終決定しています。
効果測定全体の指標設計については「KPI設計と効果測定(ROI・CVR)の方法」もご覧ください。インフルエンサー選定を任せたい場合は、INFULLの詳細ページをご覧ください。
エンゲージメント率は、インフルエンサーの実際の影響力を測るための重要な指標です。計算式はシンプルですが、SNSごとに分母や反応の種類が異なるため、比較する際はプラットフォームと規模をそろえることが欠かせません。フォロワー数だけで判断せず、エンゲージメント率とコメントの質を合わせて確認し、自社の目的に合うインフルエンサーを選びましょう。
フォロワー数の規模やSNSの種類によって基準が異なるため、一律の目安と比べるのはおすすめしません。フォロワー数の規模が近いアカウント同士で比較し、相対的に高いかどうかで判断しましょう。
フォロワーが増えるほど、投稿への関心が薄い層も含まれやすくなるためです。フォロワー数が多いこと自体が悪いわけではなく、目的に合わせて数値を見ることが大切です。
各SNSの公式インサイト機能や、インフルエンサー分析用のツールで確認できます。インフルエンサー本人に開示を依頼する方法もあります。
エンゲージメント数は反応の合計数で、エンゲージメント率はそれをフォロワー数やリーチ数で割った割合です。数だけではアカウントの規模に左右されるため、比較には率を使います。
投稿内容そのものの訴求力を見たい場合はリーチ数、アカウント全体の影響力を見たい場合はフォロワー数を分母にするとよいでしょう。目的に応じて使い分けます。
できます。New DeckのINFULLでは、エンゲージメント率を含む複数の指標をもとに候補を選定し、クライアントに確認いただいたうえで最終決定しています。