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BtoBのインフルエンサーマーケティング|向く商材と進め方

BtoBのインフルエンサーマーケティング|向く商材と進め方

「インフルエンサーは消費者向けの商品のもの」と考えている法人向け企業は少なくありません。しかし、SNSやYouTubeで業務の知識を発信する実務家や専門家は増えており、法人の担当者が情報収集にSNSを使う場面もあります。この記事では、BtoB企業がインフルエンサーを活用するときの考え方と、商材の向き不向き、人選の基準、商談につなげる導線、注意点を順に解説します。

この記事の要点

  • BtoBのインフルエンサーマーケティングとは、業界の専門家や実務家として発信する人に、法人向けの商品やサービスを紹介してもらう手法です。
  • BtoBでは購入までに複数の担当者が関わるため、すぐの購入より「認知」と「比較検討の候補に入ること」を目的にするのが現実的です。
  • 人選はフォロワー数より、発信者の専門性とフォロワーの職種・立場が自社の顧客と重なるかで判断します。
  • 投稿の先に資料ダウンロードやセミナーなどの受け皿を用意し、営業の接点につなげることが成果の鍵です。

BtoBのインフルエンサーマーケティングとは

BtoBのインフルエンサーマーケティングとは、特定の業界や職種で信頼されている発信者に、法人向けの商品・サービスを紹介してもらうマーケティング手法です。ここでのインフルエンサーは、芸能人のような有名人より、経理・人事・マーケティング・エンジニアリングなどの分野で実務の知識を発信している人を指すことが多くなります。

基本的な仕組みや種類は「インフルエンサーマーケティングとは?」で解説しています。

BtoCとの違い

BtoBとBtoCでは、購入の決め方が大きく異なります。施策の設計もそれに合わせて変える必要があります。

項目BtoCBtoB
購入を決める人本人担当者・上司・決裁者など複数
検討期間短いことが多い数週間〜数か月かかることが多い
重視される情報使った感想・見た目・価格業務での効果・導入の手間・信頼性
投稿のゴール購入・来店資料請求・問い合わせ・商談
向く発信者生活・趣味のジャンルの人業界・職種の専門家や実務家

BtoBでは、投稿を見てすぐに契約する人はほとんどいません。「この分野ならこの会社」と覚えてもらい、比較検討の候補に入ることを最初の目的にすると、施策の評価もしやすくなります。

BtoBで向いている商材と目的

BtoBで向いている商材と目的:担当者が自分で情報を集める商材、使い方を見せると価値が伝わる商材、新しい考え方を広める必要がある商材、採用や企業の認知を高めたい場合

インフルエンサー施策がBtoBで力を発揮しやすいのは、次のような商材です。

  1. 担当者が自分で情報を集める商材:業務ツールやSaaSなど、現場の担当者が比較サイトやSNSで調べてから上司に提案するもの
  2. 使い方を見せると価値が伝わる商材:操作画面や作業の流れを動画で見せられるもの
  3. 新しい考え方を広める必要がある商材:まだ知られていない手法やサービスで、まず概念を理解してもらう必要があるもの
  4. 採用や企業の認知を高めたい場合:求職者や業界内での知名度を上げたいとき

反対に、決裁者が限られ、紹介や入札で取引先が決まる商材は、インフルエンサー施策より直接の営業が向いている場合があります。営業手法の全体像は「新規開拓の営業手法一覧」もあわせてご覧ください。

BtoB向けインフルエンサーの選び方

BtoBの人選で最も大切なのは、フォロワーの職種や立場が自社の顧客と重なっているかどうかです。フォロワーが数千人でも、狙う職種の人が多く見ているなら、数十万人の一般向けアカウントより成果につながることがあります。

確認したい4つのポイント

  • 専門性:発信内容が、自社の商材に関わる業務に詳しいか
  • フォロワーの属性:コメントや反応している人の肩書き・職種が顧客層に近いか
  • 発信の姿勢:誇張や煽りが少なく、根拠を示して説明しているか
  • 過去のPR投稿:企業案件の紹介の仕方が自然で、反応が得られているか

媒体は、ビジネス向けの発信が多いX、YouTube、LinkedInなどが候補になります。一般的な選定基準は「インフルエンサーの選び方」、少人数のフォロワーに深く届く発信者については「マイクロインフルエンサーを起用するメリット」で詳しく紹介しています。

進め方の手順

進め方の手順:目的と対象を決める、受け皿を用意する、発信者を選んで依頼する、投稿内容を確認して公開する、反応したリードを営業につなぐ

BtoBのインフルエンサー施策は、次の5つの手順で進めると、営業活動とつなげやすくなります。

  1. 目的と対象を決める:誰に(業種・職種・役職)、何を知ってもらいたいかを一文で書きます。
  2. 受け皿を用意する:投稿を見た人が進む先として、資料ダウンロード、無料セミナー、お役立ち記事などを準備します。
  3. 発信者を選んで依頼する:伝えてほしいポイントと、言ってはいけない表現を整理して依頼します。依頼の流れは「インフルエンサーへの依頼方法」をご覧ください。
  4. 投稿内容を確認して公開する:事実と違う説明やPR表記の漏れがないかを、公開前に確認します。
  5. 反応したリードを営業につなぐ:資料をダウンロードした企業に、インサイドセールスやメールでフォローします。

5番目の「営業につなぐ」が抜けると、投稿が話題になっても売上につながりません。リードを育てる考え方は「リードナーチャリングとは?」で解説しています。

依頼内容の例

企画内容向いている目的
ツールの使い方解説実際の画面を使って業務での使い方を紹介比較検討の候補に入る
業務課題の解説+紹介業界のよくある課題と、その解決手段の一つとして紹介新しい考え方を広める
対談・ウェビナー出演自社の担当者と発信者が対談する信頼感を高める・リードを集める
導入の検討ポイント解説選ぶときに確認すべき点を発信者の視点で整理担当者の社内提案を後押しする

効果測定の考え方

BtoBでは成約までに時間がかかるため、投稿直後の売上だけで判断すると、効果を見誤ります。次のように段階を分けて記録しましょう。

  • 認知:投稿の表示回数、再生数、指名検索の変化
  • 関心:プロフィールやサイトへのアクセス、資料ダウンロード数
  • 商談:投稿経由のリードから生まれた商談数
  • 成約:数か月後の受注件数と金額

発信者ごとに専用URLを分けておくと、どの投稿からリードが来たかを比べられます。指標の計算方法は「インフルエンサーマーケティングのKPI」をご覧ください。

注意点

注意点:広告であることを明示する、効果を断定させない、機密情報に注意する

広告であることを明示する

企業が依頼して投稿してもらう場合は、BtoBでも広告であることがわかる表示が必要です。ルールの詳細は「ステマ規制とは?」で紹介しています。表示の方法は、消費者庁の公式情報もあわせて確認してください。

効果を断定させない

「導入すれば必ずコストが半分になる」のような断定は、事実と異なると不当表示につながるおそれがあります。数字を出す場合は、根拠となるデータと条件を示しましょう。

機密情報に注意する

操作画面や事例を見せてもらう場合は、顧客名や社内データが映り込まないよう、公開前に確認します。

New Deckのインフルエンサー支援「INFULL」

株式会社New Deckの「INFULL」は、Instagram・TikTok・YouTube・Xに対応したインフルエンサーマーケティング支援です。フォロワー1万人のマイクロインフルエンサーから100万人超のメガインフルエンサーまでの独自ネットワークから候補を選び、候補リストをクライアントが確認して最終決定します。キャスティングから投稿管理・効果測定まで一括で代行し、最短1週間でキャンペーンを開始できます。投稿から生まれたリードへの電話フォローは、テレマーケティング代行と組み合わせることもできます。詳しくはINFULLのページをご覧ください。

まとめ:BtoBは「専門性」と「営業へのつなぎ」で決まる

BtoBのインフルエンサーマーケティングは、業界や職種で信頼されている発信者に、法人向けの商材を紹介してもらう手法です。すぐの購入ではなく、比較検討の候補に入ることを目的にし、フォロワーの職種が顧客と重なる発信者を選びましょう。投稿の先に資料やセミナーなどの受け皿を用意し、反応したリードを営業につなぐ仕組みまで作ることが成果につながります。

よくある質問

BtoB企業でもインフルエンサーマーケティングは効果がありますか?

商材と目的によっては効果が期待できます。担当者がSNSで情報収集する業務ツールや、使い方を見せると価値が伝わる商材は相性が良い一方、入札や紹介で取引先が決まる商材は直接の営業の方が向いている場合があります。

BtoBではどのSNSを使うのがよいですか?

ビジネス向けの発信が多いX、YouTube、LinkedInが主な候補です。自社の顧客がどの媒体で情報を集めているかを確認してから選びましょう。

フォロワーが少ない専門家に依頼しても意味がありますか?

あります。BtoBでは、フォロワーの数より職種や立場が顧客と重なっているかが重要です。少人数でも狙う層に深く届く発信者は、有力な候補になります。

BtoBのインフルエンサー施策の成果はどう測りますか?

認知・関心・商談・成約の段階に分けて記録します。発信者ごとに専用URLを分け、資料ダウンロードや商談の数を追うと、投稿の貢献を判断しやすくなります。

BtoB向けの人選や運用を任せることはできますか?

できます。New DeckのINFULLでは、キャスティングから投稿管理・効果測定まで一括で代行しており、候補リストはクライアントが確認して最終決定します。

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