BtoBのインフルエンサーマーケティング|向く商材と進め方
BtoB企業がインフルエンサーマーケティングを活用する方法を解説。BtoCとの違い、向いている商材と目的、専門家型の発信者の選び方、商談につなげる導線、効果測定と注意点を手順つきで紹介します。

旅行先や宿を選ぶとき、SNSで実際の客室や食事の様子を確認する人は少なくありません。写真や動画で雰囲気が伝わる宿泊施設は、インフルエンサーの発信と相性の良い業種です。一方で、招待の条件や撮影のルールをあいまいにしたまま進めると、期待した投稿にならなかったり、他のお客様に迷惑がかかったりすることもあります。この記事では、ホテル・旅館がインフルエンサーに宿泊PRを依頼するときの進め方と注意点を解説します。
この記事の要点
ホテルがインフルエンサーを活用する最大のメリットは、宿泊したときの体験を、予約を検討している人の目線で伝えてもらえることです。公式サイトの写真だけでは伝わりにくい要素を、発信者の視点で紹介してもらえます。
インフルエンサーマーケティングの基本は「インフルエンサーマーケティングとは?」で解説しています。
ホテルのインフルエンサー施策は、主に次の2つの形で依頼します。
| 項目 | 宿泊招待のみ | 宿泊招待+報酬 |
|---|---|---|
| 内容 | 宿泊・食事を無償で提供する | 宿泊提供に加えて報酬を支払う |
| 投稿内容の指定 | 指定しにくい | 投稿数・形式・時期を取り決めやすい |
| 向いている相手 | 小規模な発信者、地域の発信者 | 投稿の質や本数を確実にしたい場合 |
| PR表記 | 必要 | 必要 |
宿泊招待のみの場合でも、企業が依頼して投稿してもらう以上は広告であることを示す表示が必要です。ルールの詳細は「ステマ規制とは?」をご覧ください。表示方法は消費者庁の公式情報も確認してください。

ホテルの人選では、フォロワー数より「その人のフォロワーが泊まりに来るか」を考えます。
一般的な選定の考え方は「インフルエンサーの選び方」で、地域に根ざした発信者の活用は「マイクロインフルエンサーを起用するメリット」で紹介しています。

宿泊PRでは、当日の現地での動きを含めて取り決めておくことが大切です。
投稿の本数、媒体(Instagramのフィード・リール・ストーリーズ、YouTubeなど)、投稿の時期を決めます。繁忙期の予約につなげたい場合は、予約が動き始める時期より前に投稿してもらうよう調整します。
宿泊人数、同行者の扱い、食事のプラン、宿泊日を決めます。同行者が投稿に映る場合の扱いもあわせて確認します。
撮影した写真や動画を、公式サイトや広告で使いたい場合は、使える期間と範囲を契約で取り決めます。詳しくは「インフルエンサーとの契約の注意点」をご覧ください。
依頼の流れ全体は「インフルエンサーへの依頼方法」で解説しています。
投稿を見て興味を持った人が、迷わず予約できるようにしておきます。
効果を測る指標は「インフルエンサーマーケティングのKPI」で詳しく紹介しています。
「最高級」「絶景No.1」などの表現は、根拠がないと不当表示につながるおそれがあります。発信者の感想として自然に紹介してもらい、宿の設備や料金などの情報は正確に伝えてもらうよう、公開前に内容を確認しましょう。
特別に用意した料理や演出を通常のプランのように見せると、宿泊したお客様の期待とずれてしまいます。投稿で紹介するプランは、実際に予約できる内容にしましょう。
招待した発信者に、予約サイトの口コミ投稿を依頼することは避けましょう。口コミは実際に予約したお客様の声として受け取られるため、誤解を招くおそれがあります。
株式会社New Deckの「INFULL」は、Instagram・TikTok・YouTube・Xに対応したインフルエンサーマーケティング支援です。フォロワー1万人のマイクロインフルエンサーから100万人超のメガインフルエンサーまでの独自ネットワークから候補を選び、候補リストをクライアントが確認して最終決定します。キャスティングから投稿管理・効果測定まで一括で代行し、最短1週間でキャンペーンを開始できます。単発での依頼にも対応しています。詳しくはINFULLのページをご覧ください。
ホテル・旅館のインフルエンサー施策は、宿泊体験を予約を検討している人の目線で伝えてもらえる方法です。宿泊招待のみでも広告であることを示す表示が必要です。フォロワーの地域や旅行のスタイルが宿の客層と合う人を選び、撮影のルールや二次利用の範囲を事前に取り決めましょう。予約ページへの導線と、経路を把握する仕組みも忘れずに整えてください。
必要です。報酬を払っていなくても、企業が依頼して投稿してもらう場合は広告であることを示す表示が求められます。表示方法は消費者庁の公式情報もあわせて確認してください。
客室や料理の写真・動画を見せやすいInstagramが中心になりやすく、館内の流れを伝えたい場合はTikTokやYouTubeの動画も向いています。宿の客層がよく使う媒体を選びましょう。
投稿の内容によります。家族旅行やカップル向けの宿なら同行者がいる方が自然な紹介になります。人数や費用の扱いは、依頼前に取り決めておきましょう。
事前に二次利用の許可を得ていれば使えます。使う媒体、期間、加工の可否などを契約で決めておき、取り決めの範囲内で使いましょう。
できます。New DeckのINFULLでは、人選から依頼、投稿管理、効果測定まで一括で代行しています。候補リストはクライアントが確認して最終決定します。