ホテルのインフルエンサー活用|宿泊PR投稿の進め方
ホテル・旅館がインフルエンサーに宿泊PRを依頼する方法を解説。招待と有償依頼の違い、宿の魅力が伝わる人選の基準、依頼内容と撮影の取り決め、予約につなげる導線、PR表記などの注意点を紹介します。

インフルエンサーに依頼するとき、「条件はDMで伝えたから大丈夫」と考えていないでしょうか。投稿後に「事前に確認できると思っていた」「広告に使えると思っていた」といった認識のずれが起きると、関係が悪化したり、施策そのものが止まったりすることがあります。この記事では、インフルエンサーとの契約で決めておくべき項目と注意点を、チェックリスト形式で解説します。
この記事の要点
インフルエンサー契約とは、企業がインフルエンサーに投稿などを依頼する際に、依頼内容・報酬・権利の扱いなどの条件を取り決めることです。
契約というと大がかりに聞こえますが、形式は契約書に限りません。発注書と承諾のメール、条件をまとめた合意書など、双方が同じ条件を確認できる形で残しておくことが大切です。口頭やDMの流れの中だけで決めると、後から「言った・言わない」の問題になりやすくなります。

インフルエンサー契約では、次の項目を決めておくと、多くのトラブルを防げます。
依頼の基本的な流れは「インフルエンサーへの依頼方法と進め方」で解説しています。この記事では、特にトラブルになりやすい項目を詳しく見ていきます。

投稿内容は「伝えてほしいこと」と「表現を任せること」を分けて決めるのが基本です。
商品名、特徴、キャンペーンの期間など、投稿に必ず入れてほしい情報を一覧にして渡します。ここが曖昧だと、意図した情報が伝わらない投稿になります。
言い回しや写真の撮り方まで細かく指定すると、普段の投稿と雰囲気が変わり、フォロワーに響きにくくなります。表現の自由度をどこまで認めるかを、あらかじめ話し合っておきます。
投稿前に企業側が内容を確認するかどうかは、必ず契約時に決めます。確認する場合は、提出の期限、確認にかかる日数、修正を依頼できる回数を決めておくと、投稿日が遅れにくくなります。
商品の効果について、事実と異なる表現や、誤解を招く表現が入らないよう注意が必要です。特に健康食品や化粧品などは、表現に関する法律上のルールがあります。詳しくは消費者庁など公式情報を確認してください。
二次利用とは、インフルエンサーの投稿や写真・動画を、企業が自社の広告やサイト、SNSなどで使うことです。
投稿そのものの依頼と、二次利用の許可は別の話として扱われることが一般的です。「投稿してもらったのだから自由に使える」と考えるのは危険です。二次利用を予定している場合は、次の点を具体的に決めておきます。
| 決める項目 | 具体例 |
|---|---|
| 使う媒体 | 自社サイト、自社SNS、SNS広告、店頭POPなど |
| 使う期間 | 投稿日から〇か月、キャンペーン期間中のみなど |
| 加工の可否 | 切り抜き、テキストの追加、動画の編集をしてよいか |
| 名前・アカウントの表示 | インフルエンサー名を表示するかどうか |
| 追加の報酬 | 二次利用に別途報酬が発生するか |
二次利用の条件はインフルエンサーによって考え方が異なります。依頼の段階で「二次利用を予定している」と伝え、条件を合意してから進めることが大切です。
企業が依頼した投稿は、広告であることが一般の消費者にわかるように表示する必要があります。
2023年10月から、景品表示法のステルスマーケティング規制(ステマ規制)が始まりました。企業からの依頼で投稿しているのに、そのことが伝わらない投稿は規制の対象になる可能性があります。契約時には、次のような点を合意しておきます。
規制の詳しい内容は「ステマ規制とは?PR表記のルール」で解説しています。ルールの解釈や運用は見直されることがあるため、最新の内容は消費者庁の公式情報で確認してください。

報酬は、金額だけでなく条件もあわせて決めます。
金銭報酬、商品提供、その両方など、報酬の形を明確にします。商品提供のみの場合も、提供する商品と数量を具体的に書いておきます。
投稿完了後に支払うのか、一部を前払いするのかなど、支払いの時期を決めます。「投稿が確認できたら支払う」など、支払いの条件もあわせて書いておくと安心です。
投稿後の閲覧数や販売数によって報酬を変える場合は、その計算方法と、数字をどう確認するかを決めます。インサイト(投稿の分析データ)の共有をお願いする場合も、契約時に伝えておきます。効果の測り方は「インフルエンサーマーケティングの効果測定」を参考にしてください。
契約で起こりがちなトラブルは、事前の取り決めでほとんど防げます。
契約書のひな形を一度作っておくと、2人目以降の依頼がスムーズになります。ただし、法律に関わる内容は個別の事情で判断が変わることがあるため、不安な点は弁護士など専門家に相談するのがおすすめです。
複数のインフルエンサーと個別に条件を調整するのは、社内の担当者にとって大きな負担です。株式会社New Deckのインフルエンサーマーケティング支援「INFULL」では、次のような支援を行っています。
条件の調整や進行管理を任せたい場合は、INFULLの詳細ページをご覧ください。
インフルエンサーとの契約では、投稿内容、事前確認、二次利用、PR表記、報酬と支払い条件を、具体的に書面やメールで残すことが基本です。特に二次利用とPR表記は、後からの認識のずれや法律上の問題につながりやすいため、依頼の段階で合意しておきましょう。
形式は契約書に限りませんが、条件を双方が確認できる形で残しておくことが大切です。発注書と承諾のメールなど、後から見返せる形にしておくとトラブルを防げます。
投稿の依頼と二次利用の許可は別に扱われることが一般的です。広告に使う場合は、媒体・期間・加工の可否を事前に合意しておく必要があります。
「PR」「広告」などの表記を、投稿を見てすぐにわかる位置に入れるのが基本です。ステマ規制の詳しい内容は、消費者庁の公式情報で確認してください。
契約時に合意すれば可能です。確認する場合は、提出の期限や修正を依頼できる回数を決めておくと、投稿日の遅れを防げます。
できます。New DeckのINFULLでは、キャスティングから投稿管理・効果測定までを一括で代行しており、候補リストはクライアントが確認して最終決定します。