営業リストの作り方|項目設計と管理のコツ
営業リストの作り方を、目的の整理から条件設定・情報収集・項目設計・更新と管理の方法まで順に解説。精度の高いリストを作るポイントと、よくある失敗、外部に任せる場合の考え方を紹介します。

「営業目標は決まっているのに、毎日何をどれだけやればよいのかが見えない」「KPIを決めたものの、数字を追うだけで改善につながらない」。営業組織でよくある課題の多くは、KPIの決め方と使い方に原因があります。この記事では、営業KPIの基本、KGIから逆算して設定する手順、営業の種類ごとのKPI例、KPIがうまく機能しない原因と運用のコツを解説します。
この記事の要点
営業KPIとは、売上や受注数などの最終目標に向けて、営業活動の途中の段階がどれだけ進んでいるかを測る指標です。
KPI(Key Performance Indicator)は「重要業績評価指標」と訳されます。最終目標はKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)と呼ばれ、KPIはそこに至るまでの中間地点の数字です。たとえば「今期の受注30件」がKGIなら、「商談数」「アポ数」「接触数」などがKPIになります。
KGIだけを見ていると、目標に届かないときに何を直せばよいかがわかりません。途中の数字をKPIとして追うことで、どの段階で止まっているかが見えるようになります。
営業KPIを設定するときは、KGI・KSF・KPIの3つの関係を整理しておくと迷いにくくなります。
| 用語 | 意味 | 営業での例 |
|---|---|---|
| KGI | 最終的に達成したい目標 | 今期の売上、受注数 |
| KSF | 目標を達成するために重要な成功要因 | 決裁者との商談を増やす、提案の質を上げる |
| KPI | 成功要因の進み具合を測る指標 | 決裁者との商談数、提案から受注に至る割合 |
KSF(Key Success Factor)を挟むことで、「なぜこの数字を追うのか」が明確になり、現場が納得して動きやすくなります。

営業KPIは、最終目標から逆算して決めるのが基本です。次の手順で進めます。
受注目標が月10件、商談から受注に至る割合が20%、アポから商談になる割合が80%、接触からアポになる割合が5%だとします。
月の営業日が20日なら、1日あたり約63件の接触が必要という計算になります。数字が現実的でない場合は、転換率を上げる施策や、接触の手段を増やすことを検討します。
営業KPIは、営業の種類によって追うべき指標が変わります。
| 営業の種類 | 行動量のKPI | 転換率・質のKPI |
|---|---|---|
| 新規開拓 | 架電数、訪問数、メール送信数 | アポ率、商談化率 |
| インサイドセールス | 架電数、接続数、フォロー件数 | 商談化率、有効商談の割合 |
| フィールドセールス | 商談数、提案数 | 受注率、平均受注単価 |
| 既存顧客の深耕 | 訪問数、提案数 | 追加受注率、継続率 |
新規開拓の手法そのものは「新規開拓の営業方法一覧」で、電話営業のKPIは「テレアポのKPI設計」で詳しく解説しています。
営業KPIは、行動量と転換率をセットで持つことで、改善すべき点が見つかりやすくなります。
行動量だけを追うと、件数を稼ぐことが目的になり、質の低い商談が増えることがあります。反対に、転換率だけを追うと、確度の高い相手ばかりを選んで行動量が減り、全体の成果が伸びないことがあります。
「どれだけ動いたか」と「どれだけ次に進んだか」を両方見ることで、「行動量は足りているがアポ率が低いのでトークを見直す」といった具体的な打ち手を選べるようになります。
KPIを設定しても成果につながらない場合は、次のような原因が考えられます。

KPIは決めて終わりではなく、運用しながら見直していくことが大切です。
見込み客を育てて商談化率を上げる考え方は「リードナーチャリングとは?」も参考にしてください。
株式会社New Deckのテレマーケティング代行では、開始前にKPIと目標値をクライアントと合意したうえで架電を始めます。
新規開拓の行動量を確保したい場合は、テレマーケティング代行の詳細ページをご覧ください。
営業KPIは、KGIから営業プロセスを逆算し、段階ごとに必要な数を出して設定します。行動量と転換率の両方を持つことで、止まっている段階と打つべき手が見えるようになります。指標は自分たちで変えられるものに絞り、定義をそろえ、定期的に振り返りながら目標値を見直していきましょう。
売上や受注数などの最終目標に向けて、営業活動の途中の段階がどれだけ進んでいるかを測る指標です。商談数、アポ数、受注率などが代表的な営業KPIです。
最終目標(KGI)を決め、営業の流れを段階に分けたうえで、各段階の転換率を使って逆算します。受注数から必要な商談数、アポ数、接触数を割り出し、1日の行動量に落とし込みます。
主な指標は3〜5個程度に絞るのがおすすめです。多すぎると、どこに力を入れるべきかがわかりにくくなります。
最初は仮の数字で目標値を置き、1〜2か月ほど実際の数字を記録します。集まったデータをもとに転換率を計算し直し、目標値を見直します。
KGIは売上や受注数などの最終目標、KPIはそこに至るまでの途中の段階を測る指標です。KGIだけでは改善点が見えにくいため、KPIで途中の進み具合を確認します。