営業リストの作り方|項目設計と管理のコツ
営業リストの作り方を、目的の整理から条件設定・情報収集・項目設計・更新と管理の方法まで順に解説。精度の高いリストを作るポイントと、よくある失敗、外部に任せる場合の考え方を紹介します。

電話営業だけ、Web広告だけと、1つの手法に頼った営業に限界を感じていないでしょうか。顧客は今、SNSや検索、展示会、知人の紹介など、さまざまな経路で情報を集めています。この記事では、複数の営業手法を組み合わせる「マルチチャネル営業」について、考え方、段階ごとの役割、組み合わせの例、始め方の手順を解説します。
この記事の要点
マルチチャネル営業とは、電話・メール・SNS・Webサイト・展示会など複数の接点(チャネル)を使い分け、見込み客との関係を深めて商談につなげる営業の考え方です。
たとえば、SNSで会社を知ってもらい、Webサイトの記事で課題への理解を深めてもらい、資料請求のあとに電話で相談を受ける、という流れです。1つの手法ですべてを完結させるのではなく、それぞれの得意な役割を組み合わせるところに特徴があります。
似た言葉に「オムニチャネル」があります。オムニチャネルは、どのチャネルでも同じ顧客として一貫した体験を提供することを重視する考え方で、主に小売業などで使われます。マルチチャネル営業は、まず複数の接点を持つこと、その次に接点どうしをつなげることを目指す段階と考えるとわかりやすいでしょう。

顧客が情報を集める経路が増え、1つの手法だけでは届く相手が限られるようになったためです。
多くの顧客は、営業担当者に会う前に、Webやスマートフォンで情報を調べています。電話がかかってくる前に、すでに比較検討を始めている場合もあります。検索やSNSで見つけてもらえる状態を作っておくことが、営業の入り口になります。
電話がつながりやすい相手、メールをよく読む相手、SNSで情報を集める相手など、顧客によって反応しやすいチャネルは異なります。複数のチャネルを持つことで、1つの手法では届かなかった相手と接点を作れます。
1つのチャネルだけに頼っていると、そのチャネルの効果が落ちたときに営業全体が止まってしまいます。複数のチャネルを持つことで、成果の波を小さくできます。
チャネルは、顧客の検討段階ごとに役割を分けて考えるのが基本です。
| 段階 | 顧客の状態 | 主なチャネル | 目的 |
|---|---|---|---|
| 認知 | 会社や商品を知らない | SNS、インフルエンサー、広告、展示会 | 存在を知ってもらう |
| 関心 | 課題に気づき情報を集めている | ブログ・記事、ホワイトペーパー、セミナー | 課題の理解を深め、信頼を得る |
| 検討 | 解決策を比較している | メール、資料請求、事例紹介 | 比較の材料を提供する |
| 商談 | 導入を具体的に考えている | 電話、オンライン商談、訪問 | 個別の課題を聞き、提案する |
BtoC(一般消費者向け)の商材では認知の段階でSNSやインフルエンサーが大きな役割を持ち、BtoB(企業向け)の商材では検討・商談の段階で電話や対面の役割が大きくなる傾向があります。自社の商材と顧客に合わせて、どの段階に力を入れるかを決めます。

組み合わせ方は、自社の強みと顧客の特徴で変わります。代表的な例を紹介します。
ブログ記事で課題への理解を深めてもらい、資料請求をした相手に電話で相談を受ける流れです。自分で調べて問い合わせる顧客が多いBtoB商材に向いています。
展示会で名刺交換した相手にお礼メールを送り、温度感の高い相手から電話でフォローする流れです。進め方は「展示会フォローコールのコツ」で解説しています。
インフルエンサーの投稿やSNSで商品を知ってもらい、Webサイトや購入ページに誘導する流れです。一般消費者向けの商品で、まず知ってもらうことが課題の場合に向いています。
ターゲットリストに電話でアプローチし、その場で商談にならなかった相手には、メールで情報提供を続けて時期を見て再度電話します。電話営業の考え方は「新規開拓の営業方法一覧」も参考にしてください。

マルチチャネル営業は、次の手順で少しずつ広げていくのが現実的です。
一度に多くのチャネルを始めると、どれが効果を出しているのかがわからなくなります。1つずつ足して効果を確かめることが大切です。
複数のチャネルを使うほど、情報の管理と役割分担が重要になります。
マーケティング担当がメールを送り、同じ日に営業担当が電話をかける、といった重複は顧客の印象を悪くします。誰がいつどのチャネルで接触したかを共有しておきましょう。
すべてのチャネルに「すぐ商談につながること」を求めると、認知や関心の段階を担うチャネルが正しく評価されません。チャネルごとに役割と追う数字を決めておきます。
チャネルが増えるほど、運用の手間も増えます。社内で運用しきれない部分は、外部に任せることも選択肢です。判断の考え方は「営業を外注すべきか判断する基準」で解説しています。
関心を持ったものの、まだ検討の段階にない見込み客に対しては、情報提供を続けて関係を保つ「リードナーチャリング」が有効です。詳しくは「リードナーチャリングとは」をご覧ください。
株式会社New Deckは、商談段階を担う電話営業と、認知段階を担うインフルエンサー施策の両方を支援しています。
電話営業についてはテレマーケティング代行の詳細ページ、インフルエンサー施策についてはINFULLの詳細ページをご覧ください。
マルチチャネル営業は、認知・関心・検討・商談の段階ごとに、役割の違うチャネルを組み合わせる営業の考え方です。顧客の検討の流れを整理し、弱い段階を補うチャネルから1つずつ足していくことで、無理なく広げられます。顧客情報をチャネルをまたいで共有し、重複した連絡を防ぐことも忘れないようにしましょう。
電話・メール・SNS・Webサイト・展示会など複数の接点を組み合わせて、見込み客を商談につなげる営業の考え方です。チャネルごとに得意な役割を割り当てる点に特徴があります。
マルチチャネルは複数の接点を持つこと、オムニチャネルはどの接点でも同じ顧客として一貫した体験を提供することを重視する考え方です。まず接点を増やし、次にそれらをつなげていくと考えるとわかりやすくなります。
できます。すべてを同時に始める必要はなく、今ある手法に1つずつチャネルを足していけば、限られた人数でも進められます。
顧客の検討の流れの中で、成果が止まっている段階を補うチャネルから始めるのがおすすめです。認知が足りなければSNS、商談化が弱ければ電話などが候補になります。
できます。New Deckでは、電話営業はテレマーケティング代行、インフルエンサー施策はINFULLで支援しており、どちらも最短1週間で開始できます。