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テレアポの週次レポートの作り方|KPIの推移をグラフで管理する

テレアポの週次レポートの作り方|KPIの推移をグラフで管理する

「毎日の架電結果は記録しているが、週単位で見るとどう変わっているのかがわからない」「会議で数字を報告しても、次に何を直すかが決まらない」。テレアポの記録はたまっていても、レポートの形になっていないと改善には使いにくいものです。この記事では、架電数・接触率・アポ獲得率といった主要なKPIを週次で集計し、推移をグラフで確認するレポートの作り方を、表の設計からグラフの選び方、数字の読み方まで順番に解説します。

この記事の要点

  • テレアポの週次レポートとは、架電数・接触率・アポ獲得率などのKPIを週ごとに並べ、変化を確認するための資料です。
  • 載せる指標は「量(架電数)」「段階ごとの率(接触率・担当者接続率・アポ獲得率)」「結果(アポ数)」の3層に分けると読みやすくなります。
  • 件数は棒グラフ、率は折れ線グラフで表し、件数と率を1つのグラフに混ぜすぎないことが見やすさのコツです。
  • グラフは「先週より上がったか」ではなく、数週間の流れと、どの段階で数字が落ちたかを見るために使います。

テレアポの週次レポートとは

テレアポの週次レポートとは、1週間分の架電結果を決まった指標で集計し、前の週までと並べて変化を確認するための資料です。日次の数字は曜日や祝日の影響でぶれやすく、月次では手を打つのが遅れがちです。週単位で見ると、ぶれを抑えながら早めに改善に動けます。

どの指標をKPI(重要業績評価指標)にするか、目標値をどう決めるかは「テレアポのKPI設計」で解説しています。この記事では、決めたKPIを毎週どう集計し、どう見せるかに絞って説明します。

週次レポートに載せる指標

週次レポートに載せる指標は、次の3層に分けて整理すると読みやすくなります。

層指標計算式の例
量架電数その週にかけた電話の件数
量稼働時間その週に架電した時間の合計
率接触率通話できた件数 ÷ 架電数 × 100
率担当者接続率担当者と話せた件数 ÷ 通話できた件数 × 100
率アポ獲得率アポ数 ÷ 担当者と話せた件数 × 100
結果アポ数その週に獲得したアポイントの件数

アポ獲得率の分母は、会社によって「架電数」にしている場合と「担当者と話せた件数」にしている場合があります。どちらでも構いませんが、一度決めた分母は途中で変えないことが大切です。分母が変わると、週ごとの比較ができなくなります。分母の考え方は「アポ率が上がらない原因と改善策」でも紹介しています。

余力があれば追加したい指標

  • 1時間あたり架電数:架電数を稼働時間で割った値。量が減ったときに、稼働時間が減ったのか、1件あたりの時間が伸びたのかを切り分けられます
  • リスト別・業種別のアポ獲得率:どのリストが成果につながっているかを比べられます
  • 時間帯別の接触率:つながりやすい時間帯の検証に使えます。考え方は「電話がつながりやすい時間帯」をご覧ください

集計表の作り方(スプレッドシート)

集計表の作り方(スプレッドシート):架電ログの形式をそろえる、結果の区分を固定する、週番号の列を作る、週ごとの集計表を作る、率の列を計算式で作る、グラフを集計表から作る

週次レポートは、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分に作れます。次の手順で進めると、毎週の作業が短くなります。

  1. 架電ログの形式をそろえる:日付・担当者・リスト名・結果(不通/受付止まり/担当者接続/アポ)を、1件1行で記録します。
  2. 結果の区分を固定する:「担当者不在」「折り返し待ち」など、どの区分に入れるかのルールを決め、担当者ごとの記録のずれをなくします。
  3. 週番号の列を作る:日付から週を判定する列を足すと、週単位の集計がしやすくなります。
  4. 週ごとの集計表を作る:行に週、列に指標を並べ、ピボットテーブルや集計関数で件数を数えます。
  5. 率の列を計算式で作る:接触率などは手入力せず、件数の列から計算します。
  6. グラフを集計表から作る:集計表を元にグラフを作ると、翌週は行を足すだけで更新されます。

集計表は、週を縦に並べる形がおすすめです。新しい週を下に足していくだけで、グラフも自動で伸びていきます。

架電ログの「結果」の区分があいまいだと、接触率や担当者接続率が担当者によって変わってしまいます。グラフを作る前に、記録のルールをそろえることが一番の近道です。

週次推移のグラフの選び方

グラフは、数字の種類に合わせて形を選ぶと読み違いが減ります。

見たいものおすすめのグラフ理由
架電数・アポ数の推移棒グラフ件数の大小を比べやすい
接触率・アポ獲得率の推移折れ線グラフ率の上がり下がりの流れが見やすい
架電数とアポ獲得率の関係棒+折れ線の複合グラフ(左右2軸)量を増やしたときに率が落ちていないか確認できる
段階ごとの減り方横棒グラフ(ファネル型)どの段階で件数が大きく減るかがわかる

グラフを見やすくするコツ

  • 1つのグラフに載せる線は2〜3本まで:線が多いと、どれが何かを追えなくなります
  • 率のグラフは縦軸の範囲をそろえる:週ごとに軸が変わると、変化を大きく見誤ることがあります
  • 目標値の線を引く:KPIの目標値を横線で入れると、達しているかがひと目でわかります
  • 直近8〜12週を表示する:短すぎると流れが見えず、長すぎると直近の変化が埋もれます

週次レポートの数字の読み方

週次レポートの数字の読み方:アポ数の変化を確認する、量と率のどちらが原因かを分ける、率が下がった段階を特定する、その週に変えたことと照らし合わせる、次の週に試すことを1つ決める

週次レポートで大切なのは、先週と比べて上がったか下がったかだけで判断しないことです。次の順番で読むと、次に直すことが決まりやすくなります。

  1. アポ数の変化を確認する:結果の指標から見て、増えたのか減ったのかを把握します。
  2. 量と率のどちらが原因かを分ける:架電数が減ったのか、率が下がったのかを切り分けます。
  3. 率が下がった段階を特定する:接触率、担当者接続率、アポ獲得率のうち、どこで落ちたかを見ます。
  4. その週に変えたことと照らし合わせる:リスト、スクリプト、架電の時間帯、担当者の変更など、心当たりを確認します。
  5. 次の週に試すことを1つ決める:一度に複数を変えると、何が効いたかがわからなくなります。

段階ごとの落ち方と対策の対応は、次のように整理できます。

落ちた指標考えられる原因の例見直す対象
接触率架電の時間帯、リストの電話番号の古さ架電時間帯、リストの精査
担当者接続率受付での伝え方、部署の指定受付突破のトーク
アポ獲得率提案の切り口、断られたときの返し方トークスクリプト、切り返し

週次ミーティングでの使い方

レポートは、作って共有するだけでは改善につながりません。週次ミーティングでは、次の3点に絞って話すと短時間で終わります。

  • 今週の結果:アポ数と、目標に対する達成状況
  • 数字が動いた理由:どの段階の率が変わったか、その理由の仮説
  • 来週試すこと:変える項目を1つ決め、担当者と期限を決める

前の週に「試すこと」として決めた内容は、翌週のレポートで必ず結果を確認します。こうして仮説と検証を毎週くり返すことで、レポートが改善の道具になります。

週次レポートでよくある失敗

  • 指標の定義が途中で変わる:分母や結果の区分を変えると、過去の週と比べられなくなります
  • 件数が少ない週の率で判断する:架電数が少ない週は、率が大きくぶれます。件数も一緒に見ます
  • 担当者を責める資料になる:個人の比較ばかりになると、記録が正確でなくなることがあります。まずはリストやトークなど仕組みの改善に使います
  • 作ることが目的になる:毎週の作業が重いと続きません。集計表とグラフは一度作ったら使い回せる形にします

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まとめ:週次レポートは「定義をそろえ、段階で読む」

テレアポの週次レポートは、架電数などの量、接触率などの段階ごとの率、アポ数という結果の3層で指標を整理し、週ごとに並べて推移を見るものです。件数は棒グラフ、率は折れ線グラフで表し、目標値の線を入れると読みやすくなります。数字が動いたときは、量と率のどちらが原因か、どの段階で落ちたかを確認し、次の週に試すことを1つ決めて検証していきましょう。

よくある質問

テレアポの週次レポートには何を載せればよいですか?

架電数と稼働時間などの量、接触率・担当者接続率・アポ獲得率などの段階ごとの率、アポ数という結果を載せるのが基本です。目標値も並べておくと、達成状況が判断しやすくなります。

架電数とアポ獲得率は同じグラフに載せてもよいですか?

載せる場合は、左右に2つの縦軸を持つ複合グラフにし、件数は棒、率は折れ線で表すと読み分けやすくなります。線や棒が増えすぎると見にくくなるため、1つのグラフに入れる指標は2〜3個までがおすすめです。

週次と月次、どちらでKPIを見るべきですか?

改善のための確認は週次、目標の達成状況の判断は月次と、役割を分けると使いやすくなります。日次の数字は曜日の影響でぶれやすいため、傾向は週単位で見るのが実践的です。

アポ獲得率の分母は何にすればよいですか?

架電数を分母にする方法と、担当者と話せた件数を分母にする方法があります。改善に使うなら段階ごとに分けられる後者が便利ですが、どちらでも一度決めたら途中で変えないことが大切です。

週次レポートは自社で作れますか?

ExcelやGoogleスプレッドシートで作れます。架電ログを1件1行でそろえて記録し、週ごとの集計表とグラフを一度作っておけば、翌週以降は行を足すだけで更新できます。

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